【参考サイト】Justsystem社のワープロソフト「一太郎」で本を作るの記事でもご紹介しました、国産文書作成ソフト一太郎。
今回、最新版である「一太郎2016」の体験版をインストールしてみたので、簡単に機能をご紹介してみます。
「きまるスタイル」で書式設定楽々
メニューの「ファイル」から「文書スタイル」>「きまるスタイル」と進みます。
「本・冊子」のタブから、さまざまなスタイルが選べます。A5サイズ2段組だけで4種類。縦書きの文庫本は10種類用意されていました。違いは余白や字間行間、文字のサイズなど。「詳細表示」ボタンから詳しい設定を確認できます。
スタイルを選んだあと、ヘッダ部分にタイトルを入力。必要であれば縦中横の設定をしましょう。(残念ながら、「!!」「!?」などの符号を一括で縦中横にすることはできないようです)
PDF保存すれば、あっというまに書式が完成。(実際のPDFサンプルはこちら)
もちろん、「きまるスタイル」でベースを作ったあと、好みに合わせてカスタマイズも可能です。
冊子印刷機能でコピー本づくりや印刷確認
Twitterへのリプライでご教示頂いた冊子印刷機能。
元のデータはA5原稿原寸のまま、中綴じ本や折本になるようにページを割り振って、家庭のA4プリンターで冊子用の印刷ができます。
コピー本・無料配布本や、入稿前の印刷確認に便利そうです。
参考→ [027867]折って冊子になるように用紙の表裏に2ページずつ印刷する-冊子印刷-
モジグラフィで簡単ロゴ制作!
一太郎2016の目玉機能の一つ、モジグラフィ。100種類のデザインサンプルをもとに、動きのある印象的なロゴを自動生成してくれます。
レイアウトパターンを選び、1行目・2行目のテキストを入力、フォントを選択するだけ。
作ったモジグラフィをさらに自分の好みで微調整することも可能です。
参考→ [一太郎2016 機能強化]魅せる文書表現、かしこい文書作成 | 日本語ワープロソフト 一太郎2016 | ジャストシステム
同梱の素材と組み合わせて、こんな画像もぱぱっと作れてしまいました。
目標設定もできる文字数カウント機能
文字数カウントの機能も充実しています。文字数・原稿用紙換算の枚数が表示され、詳細画面では総文字数をスペースを含める・含めないの両パターンで表示。字数の内訳や、ページ数・段落数・行数も教えてくれます。
さらに、目標の文字数を文字数・行数・ページ数のいずれかで設定でき、到達度合いをパーセンテージ表示。分量の決まったものを書くときに便利ですね。
日本語にこだわった文章校正機能
文章校正機能では、全角半角等の表記揺れ、助詞や送り仮名、常用漢字、同音異字、ひらがなの連続、難しい表現やあいまいな就職関係などを指摘してくれます。
校正基準は基本セットがいくつか用意され、細かいカスタマイズも可能。
一太郎2017ではより高度な校正機能や、小説に特化した表記作法のチェックもあるとのことで、楽しみですね。