Twitterの投票機能にて、「小説本を作る人に質問です。word、InDesignなど、印刷用の版面を作るソフトを使用するタイミングはいつですか?」という四択のアンケートを実施しました。
【アンケート】小説本を作る人に質問です。word、InDesignなど、印刷用の版面を作るソフトを使用するタイミングはいつですか?(最初から/途中から/書き終えてから/場合による)
— 本を作ろう (@book_tsukuro) 2015, 12月 11
得票順に円グラフで示してみたのがこちら。
一通り書き終えてからという人がもっとも多く42%でしたが、最初からという人も30%。途中からという人が15%でしたので、「全部書き終えてからレイアウトする派」と「書きながらレイアウトの確認や調整をする派」と分けてみると、ほぼ半々と解釈してもいいかもしれません。
Twitterでは以下のようなリプライをお寄せいただきました。
- 一太郎使用者です。もうレイアウト用ひな形を組んであるので、それで書いていきます。改行のタイミングや、ページ数の調整もすぐに行えるので。
- Wordとテキストエディタを併用しています。ある程度エディタで書いてからWordに貼り付け、文字数や改行位置などの細かい調整を行っています。最初からWordで書くと、自動字下げが解除できていない場合に余計な苦労をさせられるので…。
- 書き終えてからのことが多いです。ただ、版面を作ってる間に気になって書き直すことは多々あります。
- JeditXで一通り書いて、それをwordに流し込んでいます。前に一度、最初からwordで書いてみたことあるのですが、PCのスペックが低かったからなのか動作が重くて非常にイライラさせられたため、それ以来、常にエディタ→wordになりました
最初から印刷レイアウトで書くことで、ページ数や字の配置を確認しながら進められて効率がいい、という人もいるでしょうし、動作の軽快なエディタのほうが執筆に集中できる、という人もいるでしょう。
それぞれにメリットデメリットがあると思いますが、なかなか自分以外の人がどう書いているのか知る機会も少ないと思います。ご参考になれば幸いです。
余談
先日紹介しました、ダッシュのつながらないフォントを使うときにダッシュ2字を200%のダッシュ1字にまとめて変換するTIPSは、先にエディタなどで書いてからレイアウトに流し込む人向きの方法ですね。
200%ダッシュでなく、「全角スペースに打ち消し線」という方法を採用している方も多いようですが、これはテキストエディタではできないことなので、最初からWord等のソフトウェアで書いている人の手法と思われます。
執筆状況によって便利なやり方も変わってくるのが面白いところですね。今後もぼちぼち小技を紹介していく予定ですので、それぞれご自分のやり方にあったものを採用してみてください。